Eclipseとお友達になりたい!はじめまして編 (初期設定集)

プログラミング
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当記事は、「Eclipseとお友達になりたい!」というテーマでEclipseの使い方を紹介している記事の初期設定編となります。

Eclipseとお友達になりたい!
Javaエンジニアに必須のスキルが一つあります。それは、IDEとお友達になるスキルです! このスキルの有無でエンジニアの生産性は大きく変わります。ぜひ、仲良くしていきましょう! IDEとは IDE (Integrated Develo...

Eclipseでは設定を柔軟に変更することができます。ですが、自由度が高い分だけ設定は複雑になり、何をどういじっていいのかわからなくなります。
そこで、これは最初に設定しておいた方がいい!というオススメ初期設定を紹介します。

色テーマ

Eclipseのデフォルトは白背景になっています。

でもやっぱり、プログラムを書くエディタはダークモードじゃないとカッコよくないですよね!
というわけで背景をダークモードに設定して、さらにエディタの色も好みの配色に変えてみましょう。

今回、ダークモードにする方法として軽量なプラグインを導入する方法をご紹介します。
Eclipseのデフォルトでもダークモードの設定ができるのですが、ダークモードを適用した瞬間に設定の項目が黒くなった背景に同化して全く見えなったため採用しませんでした。南無南無。

ダークモードにするプラグインとして今回はMoonriseを採用しました。比較対象としてDarkest Dark Themeというプラグインもあるのですが、Moonriseの方が簡単にインストールできることと、Darkest Dark ThemeはただダークモードにしたいだけなのにUIがいろいろ変化しすぎたり、デフォルトに戻せなくなったりしてちょっと不便だったので選びませんでした。

では、Moonriseをインストールしていきましょう!
インストールには、Eclipse マーケットプレースを利用していきます。
画面上部の「ヘルプ」を選択し、「Eclipse マーケットプレース」を押下してください。

Eclipse マーケットプレースでは、Eclipseの様々なプラグインを検索してインストールすることができます。
今回インストールしたい「moonrise」を検索し、表示されたら「インストール」を押下します。

インストール前にライセンスへの同意を求められるので、同意して「完了」を押下するとインストールが開始されます。
このプラグインのインストールはすぐに完了します。完了後、Eclipseの再起動を求められるので再起動をしてください。
インストールの作業はこれで完了です。

企業の社内LANに属するPC等で、検索やインストールができない場合は、Eclipseがインターネット通信を行うためのプロキシ設定が行われていないことが疑われます。「Eclipse プロキシ」と検索すると設定の方法が調べられますので、そちらをまずは試してみてください。

インストールが完了したら、Moonriseのダークテーマを反映させましょう。
画面上部の「ウィンドウ」より「設定」を押下します。
なお、この設定画面は頻繁に登場するので開く方法を覚えておいてください。

設定画面を開いたら、「外観」を選択し、「ルック&フィール」のプルダウンから「Moonrise」を選択してください。
その後、「適用」を押下します。

適用をすると、画面全体がMoonriseのUIテーマにより黒く染まります。
ですが、このままではエディタの色テーマ(シンタックスハイライト)がまだ変更されていません。なのでこちらもダークテーマにあった配色に変更します。

色テーマを変更するには「Eclipse color theme」というプラグインをEclipse マーケットプレースからインストールします。インストールの方法はMoonriseと同様です。
筆者のEclipse (Preiades All in One) にはデフォルトでインストールされているので、この手順は省略します。

外観の中の「色テーマ」を開き、その中から好みの色テーマを選択します。右側にプレビューが出るので、それを見ながら吟味しましょう。

私は「Retta」というテーマがちょうどいい感じでした。
この好みは人それぞれだと思うので、いろいろ吟味してみてください。
適用するテーマを決めたら、「適用して閉じる」を押下します。

いい感じのダークテーマに仕上がりました!これぞエンジニアって感じですね。

ここで選択できる色テーマ以外にも、好みの色テーマをダウンロードして使ったり自作もできたりするようです。エディタにこだわりたい方はいろいろ調べて試してみてください!

  • ちなみに私は使っているPCの液晶画面の質的に、ダークテーマにすると画面にくっきり自分の顔が写って集中できなくなるので、ライトテーマを使っています。なにかとカッコよくない。。。

フォント設定

続いてはエディタのフォントを設定しましょう。
プログラミングをするエディタには「(日本語対応の)見やすい等幅フォント」の設定は必須です!残念フォントでプログラミングするのはストレスになりますし、タイポに気づきづらいなどのデメリットもあります。
ということで、フォントの設定の方法と、オススメのフォントをいくつか紹介します。

フォントのインストール方法 (Windows10)

筆者の環境であるWindows10でのフォントのインストールの方法を簡単に紹介します。Macなどのほかの環境でのインストール方法については省略させていただきます。調べればすぐ出てくるって。

まずはインストールしたいフォントのttfファイルを入手します。フリーライセンスのフォントの場合は公式ページからZIP等の圧縮ファイルをダウンロードしてそれを展開すると入っています。下で紹介するおすすめフォントについては、ダウンロードページへのリンクを貼っておきます。

ttfファイルを入手したら、エクスプローラーよりそれらのファイルを選択して右クリック⇒「インストール」(または「すべてのユーザーに対してインストール」)を選択します。

管理者権限があるのであれば、フォントなんてあって邪魔になるものではないので、「すべてのユーザーに対してインストール」の方を選んでおけばいいかと思います。
これでインストールは完了です。

フォント設定の方法

フォントをインストールしたら、Eclipseで使えるようにしていきましょう。
こちらも設定画面から設定していきます。

「外観」⇒「色とフォント」を開き、「テキスト・フォント」を選択した状態で「編集」を押下します。

「フォント名」から設定したいフォントを選択します。その後、好みによってスタイルとサイズを変更します。(スタイルは標準のままがいいと思います。)
文字セットのプルダウンを開き、「日本語」がある場合はそれを選択します。もしない場合は「欧文」を選択してください。

設定が完了したら「OK」を押下してください。その後、元の画面で「適用して閉じる」を押下して設定画面を閉じます。

これで設定が完了します。

おすすめフォント

プログラミングをするうえで、コードの読みやすさというのは非常に重要になってきます。それはコードの内容のみならず、例えばインデントや改行、スペースの使い方のようなソースコードの見た目の部分も重要なのです。もちろん、フォントだって例外ではありません。
優れたフォントは読みやすいソースコードの必須条件です。そんなフォントをオススメするわけなので、チョイスには一切妥協しません!

というわけで、私なりの基準を設けてみました。以下の基準をすべて満たすフォントのみを紹介します。

  • 等幅フォントであること
  • 半角文字と全角文字の幅の比率が1:2であること
  • 太字にしたときに幅が変わらないこと
  • 癖が強くなく、誰にでも読みやすい字体であること
  • 日本語に対応していること
  • 誰でも簡単に導入できること

この基準を満たしたおすすめフォントを4つ紹介します!

Ricty Diminished


日本語対応のプログラミング向けフォントとしては定番のRicty Diminishedです。リクティ・ディミニッシュトと読むらしいですよ。
定番と呼ばれるだけあって、癖がなくとても読みやすいです。

ダウンロードページ

https://github.com/edihbrandon/RictyDiminished/releases/tag/3.2.3

Source code (zip)を選択してZIPをダウンロードし、それを展開して中のttfファイル(8つあります)をすべてインストールしてください。

Cica

シカちゃんです。Ricty Diminishedよりもよりエンジニアっぽい書体かなと思います。mの字がオシャレ。

ダウンロードページ

https://github.com/miiton/Cica/releases/tag/v5.0.2

Cica_v5.0.2_without_emoji.zipを選択してZIPをダウンロードし、それを展開して中のttfファイル(4つあります)をすべてインストールしてください。

Migu 1M

同じフォントサイズでも文字が大きめです。縦幅がゆったり取られていて見やすいフォントです。

ダウンロードページ

https://mix-mplus-ipa.osdn.jp/migu/

ページを少し下にスクロールして、Migu 1Mのサンプルの下にある「migu-1m-20200307.zip (約4MB) のダウンロード」というリンクを押下すると画面遷移後に自動的にZIPがダウンロードされます。それを展開して中のttfファイル(2つあります)をすべてインストールしてください。
(同じページにMiguのプロポーショナルフォント版などのサンプルやリンクもあります。プログラミング用の等幅フォントは「1M」なのでお間違えなく。)

白源

個人的に好みの書体です。似ている文字の区別にもこだわりのある素敵なフォントです。

ダウンロードページ

https://github.com/yuru7/HackGen/releases/tag/v2.2.3

HackGen_v2.2.3.zipを選択してZIPをダウンロードし、それを展開して中のttfファイル(8つあります)をすべてインストールしてください。

並べて比較してみました

  • 白源のみデフォルトのフォント幅が他と違うので同じくらいに並べるために少し工作をしています。ずれが目立ちますが許してくさい。。!

Javaコードフォーマッター

フォントの項にてソースコードは美しく読みやすくあるべきとしました。続いては、ソースの読みやすさの大事な要素である、改行インデントなどのフォーマットを自動的に整えてくれるフォーマッターの設定をしましょう!

まずは、EclipseやPreiadesがすでに用意しているフォーマッターをベースに、それをカスタマイズして独自のフォーマッターを定義していきます。
設定画面から「Java」⇒「コード・スタイル」⇒「フォーマッター」を開きます。続いて、「新規」を押下します。

フォーマッターの定義のことを「プロファイル」と呼びます。
プロファイル名に任意の名前を付け、「次のプロファイルで設定を初期化」でカスタマイズ元となるプロファイルを選択します。今回はPreiades[カスタム]を使用しましたが、他にもEclipse[ビルトイン]なんかはすべてのEclipseに入っています。迷ったらとりあえずこのあたりを選んでください。その後、「OK」を押下します。

プロファイルの編集画面が開きます。

多くの項目があるので細かな説明は省きます。設定を変更すると即座に右側のプレビューに反映されるので、それを確認しながら編集していってください。
編集が完了したら、画面右下の「適用」を押下し、「OK」を押下してください。元の画面に戻るので、そこで「適用して閉じる」を押下すれば編集完了です。
使用中のフォーマッターを編集したい場合は、最初の設定画面のフォーマッターの項で「アクティブなプロファイル」のプルダウンで編集したいプロファイルを選択し、その横の「編集」を押下するとこの設定画面に遷移します。

おすすめ設定

数ある設定項目の中から、私が独断と偏見で選んだおすすめのフォーマッター設定をご紹介します。
あくまでオススメですので、どのようになるかはプレビューを確認してください。

インデント⇒タブ・ポリシー

「スペースのみ」としましょう。また、その下の「インデント・サイズ」と「タブ・サイズ」をともに「4」に設定しましょう。
この設定にすることによってTABキーを押下してインデントしてもスペース4つが入力されることになり、すべてのインデントがスペースで埋められることになります。
タブとスペースが混在するソースは、タブを可視化したときに汚くなってしまうので、スペースに統一してしまいましょう!

インデント⇒Text block indentation

「列でインデント」が見栄えが良いかなと思います。

ブランク行⇒保持する空き行数

「1」にしましょう。むやみやたらに空行があっても無意味なはずです。

行折り返し:行の最大幅

「90」をオススメします。
ソースコードを読むときに、横方向のスクロールバーが出ていて見きれている行があると、それだけでもう読む気は半減するものです。これを避けるために一定の文字数で折り返すように設定しましょう。
普段使用している画面の横幅に収まる程度で、任意の幅を設定してください。

エクスポートとインポート

チーム開発では、誰かひとり担当者がフォーマッターのプロファイルを独自に作成したら、それをチームメンバ全員で共有して使うべきです。
理由は単純で、チーム内(Gitの同じリポジトリで開発するチーム)で別々のフォーマッターを使っていると、フォーマットの違いが差分となってしまい、ロジックとしては編集していないソースファイルまでコミットされてしまうという状況になってしまうためです。山のような差分、肥大化するリポジトリ、どれをレビューしたらいいのかわからないプルリクエスト。。。地獄という表現が似合いますね。

このような状況を避け、きれいなフォーマットのままコミット履歴を美しく保つにはプロファイルの共有が必要なわけです。
ありがたいことに、これは簡単に行うことができます。

まずはエクスポートです。エクスポートしたいプロファイルの編集画面を開いてください。
プロファイル名の右の「エクスポート」を押下します。

エクスプローラーが開くので、任意のファイル名を入力して保存します。ファイルの拡張子はXMLしか選択できないようになっています。
このファイルを何らかの方法でチームメンバーに共有します。

  • Gitコミットして共有するものではないかなと思っています。フォーマッターは1度変更すると全ソースファイルに影響が出るので、よっぽどのことがない限り最初に作ってテストしたらそのまま使うべきです。なので、バージョン管理の対象とするのは変かなと思います。ファイルサーバーとかOneDriveで共有しましょう。

続いてインポートです。設定画面のフォーマッターの項を開き、「インポート」を押下します。

エクスプローラーが開くので、インポートしたいプロファイルのXMLファイルを選択します。
「アクティブなプロファイル」がインポートしたプロファイルになるので、それを確認して「適用して閉じる」を押下します。

とても簡単でしたね!
プロファイルの設定作業は項目が多くて少し大変ですが、プロジェクトの実装開始前には小一時間ほど時間を割いて、ちゃんと設定してプロファイルを展開するようにしましょう。

全角スペースなどの可視化

みえないものをみようとして~

望遠鏡を覗き込んでも全角スペースは見えませんが設定すれば見えるようになります。
設定画面から「一般」⇒「エディター」⇒「テキスト・エディター」を開き、中の「空白文字を表示」のチェックボックスにチェックをつけます。
どの文字種を見えるようにするかは「可視性の構成」から選択することができます。
設定が完了したら「適用して閉じる」を押下します。

保存アクション

Javaソースを保存するときに、自動的にフォーマッターをかけてくれたりimport文をきれいに整えてくれたりすると、常にソースがきれいな状態を保てていいですよね。
保存時に自動的に行うアクションを「保存アクション」として設定することができます。

設定画面から「Java」⇒「エディター」⇒「保存アクション」を開きます。その中の「ソース・コードのフォーマット」と「インポートの編成」のチェックボックスにチェックをつけます。
最後はお約束の「適用して閉じる」です。これで保存アクションが設定できました。

自動的にビルドをオフにする

(おそらくですが)デフォルトの状態では、「プロジェクト」⇒「自動的にビルド」には、下の画像のようにチェックがついているのではないでしょうか。

チェックがついていればソースを保存した際に自動的にビルドが走ります。
一見便利な機能のように思えるのですが、私はこの設定を外すことをオススメします。

理由としては、プロジェクトのソースの量が増えてきた場合にビルドに時間がかかるようになり、まるでずっとビルドを続けているような状態になることがあるためです。ビルド中はメモリを食うのでEclipseの動作がモッサリしてきます。
また、Eclipseのワークスペース内に複数のプロジェクトがインポートされている場合、勝手にどうでもいいプロジェクトのソースのビルドが走ってしまうような可能性があるためです。ビルドしなくていいプロジェクトのソースをビルドしだして重たくなって応答なし、だなんてブチギレ案件ですね。

ビルドをするときは「自動的にビルド」の上の「クリーン」を使用することをオススメします。
「すべてのプロジェクトのクリーン」のチェックボックスを外して、ビルドしたいプロジェクトを選択してチェックをつけます。「ビルドを即時に開始」にチェックをつけ、その中のラジオボタンは「選択したプロジェクトのみビルド」に設定します。「クリーン」を押下すると、チェックしたプロジェクトだけきれいにビルドしなおしてくれます。

まとめ

見た目の設定からフォント、フォーマットなどいろいろな設定をしてきました。
これで少しはEclipseさんとも仲良くなれたのではないでしょうか?

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Eclipseとお友達になりたい!ずっと仲良し編 (機能&ショートカット集)
当記事は、「Eclipseとお友達になりたい!」というテーマでEclipseの使い方を紹介している記事の機能&ショートカット編となります。 Eclipse導入直後の初期設定については、前編となる初期設定編をご覧ください...

ご一読いただけると幸いです。

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